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電脳おでん村正店長、
ゆきまるの日常や考察。

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レトロゲーム配信しても伸びない理由

最近のレトロゲームのブームに乗っかり、レトロゲームの配信を行う配信者も増えました。特に企業系の人気Vtuberがレトロゲームを多く配信するようになったので、それに感化されてレトロゲーム系Vtuberを始めたりする方も多いようです。

今やレトロゲーム系配信者も、レトロゲームブームを牽引する重要な存在になりつつあります。
なのでレトロゲームを配信する方々については基本的に好意的に思っている私です。

しかし、一方で「レトロゲームなら自分でもなんとかなるのでは?」という、あまり志が高いとはいえない配信者も散見されます。

私も零細配信者を7年ほどやっていますが、やはり再生数という意味では最新のゲームのほうがいいのです。

よほどレトロゲームが好きでもない限り、プレイ人口の多いAPEXやMINECRAFTなどの人気ゲームで遊んだほうが視聴数は稼げると思います。絶対的なユーザーは、最新のゲームの方が多いわけですから。

実際、私も様々な時代のゲームを配信していますが、やはり新しいゲームのほうがリスナーは多いです。

私は特に配信者として成功したいと思っているわけではないので、チャンネル登録の伸びなど考慮せず、遊びたいゲーム優先でレトロゲームのほうが多めに配信していますが、ひとつひとつの配信をアナリティクスで見ていくと数字的には厳しいと感じます。

ですから、あえてレトロゲームを遊ぶ必要なんてなくて、よほどレトロゲームが好きか、プレイテクニックに自信があるかのいずれか、もしくはレトロゲームを愛してやまず、レトロゲームのことしか考えられない人、レトロゲームに対する情熱が燃え上がっているような人でもない限り、正直レトロゲーム配信はオススメできないというのが本音のところです。

正直、伸びませんよ、レトロゲーム配信。

企業勢ならまだしも、すごく可愛いアバターであったり、中に可愛い声が出せる女の子(男子でも可)でもいない限り、レトロゲーム配信で一旗あげようというのは本当に厳しいと思います。


でも、ゲーム実況などを通じて、これまでレトロゲームを遊んでなかった人たち、特に若い人達がブームで興味を持って、レトロゲームの世界に足を踏み入れてくれることは歓迎すべきことです。

今のゲームにはない、チープだけど直感的な楽しさ、シンプルでファンな体験を楽しんでほしいと思いますし、これらレトロゲームから今のゲームに至るまでの歴史などに思いを馳せたり、学んでもらうのも有意義なことです。

とはいえ、最新のゲームでは対抗できないからと、安易な気持ちでレトロゲーム配信に足を踏み込んだりするのは、経験上あまり成果が得られない選択だと言わざるを得ません。

まして、レトロゲームを真剣に遊ぶ姿勢を見せられないとユーザーには見切られます。
レトロゲーム界隈は何十年とジャンルに取り憑いているマニアがいます。彼らのほとんどは無害なのですが、時折面倒な人もいたりして、教え魔になったり指示厨になったり、配信とは直接関係ない知識の披露をしたりします。

メンタル的な負担も大きくなるし、その手の話をいなせないと、レトロゲーム配信は負担になってしまうかもしれません。


そういえば以前、インプレスが行っているインプレスe-スポーツ部に所属する女性にレトロゲームを実況させる企画の中で、ドラゴンスレイヤー英雄伝説Ⅱをプレイしていたのですが、女性タレントが寝不足を理由に惰性的なプレイをした挙げ句、記事には「人間、睡眠が大事」というゲームとは関係ない結論に達した「事件」がありました。

黒田瑞貴、「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」第5章で学んだのは「人間、睡眠が大事」(インプレス)

個人勢ならまだしも、企業ですらこのスタンスでレトロゲーム実況をしてくるのだから、もはや頭を抱えるしかないのですが、こんなネタとしても酷い内容の記事を平然とあげてきてe-スポーツとは恐れ入るなと思うのです。ファンの人には申し訳ないですが、ちょっと厳しいです。この企画。

この方がどういうスタンスでレトロゲームの実況をやっているのか、運営の考えも含めて詳細は分からないのですが、この記事を許した時点でちょっとなぁ、と思わざるを得ません。

まあ、レトロゲームとの付き合い方は人それぞれなので、誰しも私と同じ感想を持つわけではないと思いますが、零細レトロゲーム(もやる系)配信者の私の率直な意見として気にとめてもらえると幸いです。

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