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電脳おでん村正店長、
ゆきまるの日常や考察。

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態度の悪いゲームセンター店員の思い出

最近、某有名ゲームセンターの店員のふるまいで騒ぎになっています。

結局、その店員は辞職することになったようですが、そのゲームセンターや店員に対しては様々な評価や励まし、批判が集まっているようです。

実は私は5年ほど前、新大久保にあったネイキッドロフトというライブハウスでトークライブのプロデュースをしていました。

そのライブハウスではそのゲームセンターの店長やゲーム業界の有名なコンポーザーがゲームミュージックライブを定期的に開催しており、私も何度かご挨拶させていただいたことがあります。挨拶させてもらっただけなのですが(笑)。

さて、今回の騒動を見ていて、ふと過去のことを思い出したのでお話しようと思います。

高校時代の話です。

当時付き合ってた彼女と学校帰りに電車で数駅行った、ちょっと開けた街に遊びにいったとき(うちの高校は山があるようなド田舎だった)、その街にあるゲームセンターに寄りました。

私は当然のようにゲームが好きでしたが、彼女はゲームはやらないけど見てるのが好きって人。一緒にゲームセンターに行っても普段は私が遊んでいるゲームを見ているだけでした。

そんな彼女でしたが、このゲームセンターに大画面のダライアスⅡが置いてあり、一緒にベンチシートに座って遊べるということで同時プレイで遊ぶことになりました。

私はこれがダライアスⅡ初プレイ、彼女は普段からゲームなんてやらないので1面のミノカサゴを倒したところで終わってしまったのですが、プロコとティアットよろしく二人で遊ぶのが楽しかったので、もう一度やってみようと両替機に500円玉を入れました。

しかし両替機は故障していたようで、100円玉が出てきません。

困って店員に故障してると言ったら、その店員はなぜか不機嫌で私に「ふざけんなよ!」と言いながら100円玉を投げつけてきました(驚)

いまだに理由はさっぱりわからないのですが、そこそこ美人の彼女とダライアスⅡをやっていたのが気に入らなかったのかもしれない…と今は勝手に思ってます(笑)。

昔のゲームセンターの店員ってこんな感じでした。

正直、態度が悪い人、客を客と思ってない人が多かった。客をゲーム仲間かなにかと勘違いし、なんなら自分よりゲームがヘタな客を見下してた人さえいた気がします。距離感おかしい人が多かったし、店員はいつもタメ口叩いてる印象でした。

友達同士で格闘ゲームを遊んでると「うるさい!」と怒鳴られたこともありました。

女性の場合、店員にナンパされることもあったそうです。

こういうゲームセンターの店員の態度の悪さのせいで、ゲームセンターに近寄らなかった人も多かったのではないでしょうか。特に田舎のゲームセンターは場末感もあって客もヤンキーで店員もヤンキーなのでますます近寄りがたいところがあったと思います。

実際私も、ゲームセンターは好きだけど横暴な店員が苦手で、極力店員に関わらないようにゲームを遊んでましたし、中学生までは地元にゲームセンターがなかったこともあいまって、店員がおだやかなスーパーのゲームコーナーでしかアーケードゲームを遊ぶことはありませんでした。

しかしプリクラ革命以降、ゲームセンターの客質も大きく変わりました。

ゲームセンターの店員はゲーム好きヤンキーでは通用しなくなり、最低限の接客マナーとスキルを要求される仕事となりました。
女性の店員がいるゲームセンターも珍しくなくなりました。

最低限の常識と社会性がなければできない「接客業」となりました。

いくらかつての硬派なゲームセンターの雰囲気を懐かしんでも、時代は移り変わり業界の常識は変わり、ユーザーの意識も変わってきます。

かつて私が店員に言われたように「うるさい!」などと暴言吐いても許される仕事ではなくなったのです。

狭い業界であるがゆえに、その業界の悪い常識がいつまでも保存されてしまった部分もあるのでしょうが、そのゲームセンターや店員に思うところはなかったとしても、まだ90年代みたいなことが起きるんだなぁ~と驚いた次第です。

レトロゲームをウリにしているゲームセンターでも、意識のアップデートは必要だったという話ですね。

新体制も打ち出したことですし、店側もファンも納得できるところに着地できることをお祈りしております。

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