もっともあぶない刑事(ファミコン)
プラットフォーム:ファミリーコンピューター
発売元:東映動画/開発元:マイクロニクス
発売日:1990年2月6日
昭和ナチュラルボーンズにはもはや説明不要の「あぶ刑事」ことあぶない刑事。舘ひろしと柴田恭兵が演じるタカとユウジがクールダンディなのにコメディ要素もたっぷりなバブリードラマでともかく面白かった記憶があります。ヴァルナもあぶ刑事のファンでした。
そんなあぶ刑事ファンに贈られた映画が、今回ゲームの題材にもなったもっともあぶない刑事です。映画としては三作目。もっとあぶない刑事からもっともあぶない刑事に進化してます。
さてこのゲーム。映画タイアップかと思いきや、映画のもっともあぶない刑事は1989年4月の公開。一年遅れで出てきたこのゲームにもはやタイアップ効果なんてないのかと思いきや、意外と映画ファン、あぶ刑事ファンには注目されたゲームらしいです(ヴァルナ周辺調べ)。

ヴァルナんちにあるもっともあぶない刑事のカセットです。タカとユウジがかっこいい!
電源を入れると、それなりに雰囲気のあるタカとユウジの画像が。タイトル画面はいいカンジですね!
ゲームを始めてみると、タカ(orユウジ)が拳銃片手に襲い来る銀星会のヤクザをビシバシ撃ちまくるサイドビューアクションに。
こう書くとすごくかっこいいゲームに思えちゃうのですが、ジャンプはふわっとして緊張感がなく、おまけにタカもユウジも下半身しか動かない。しかもプレーヤーキャラと敵のヤクザは頭と服の色が違うだけという省エネ設計なので、画面からただようチープさがハンパないです。
しかも横浜を舞台にしているのにドスを光らせたヤクザ、銃を構えたヤクザがタカとユウジを襲ってきます! なんということでしょう! そんなヤクザたちを躊躇なく撃ち殺してタカとユウジは進んでいくのです。
横浜はヤクザの死体が転げまわる修羅の国へ…。
ゲーム自体はローリングサンダーを意識していると思われるサイドビューアクションなんですが、敵がまっすぐ突っ込んでくるばかりで動きが単調だったり(たまに斜めから降ってくる敵もいるけど)、プレイヤーがなかなか死なないため、ローリングサンダーに比べて大甘な難易度になっています。ついでに言うと、しゃがんで弾を撃ってればたいていなんとかなるゲームバランスなので、難易度は低いゲームとなってます。
でも、ゲームが簡単なのは、きっとあんまりゲームが得意じゃないあぶ刑事ファンにも遊べるようになっているからだよね!
そして原作通り、(たぶん宮坂に)ボートに乗って逃げられて1面終了。こういう原作表現は悪くないですね。
続く二面もヤクザを銃で撃ち殺しながら警察署に向かったり、その後もヤクザを撃ち殺しながらどっかにいくという、一応映画準拠な行動パターンでステージが展開していくようです。
配信では三面くらいまでしか遊べませんでしたが、とにかく単調でしたね。これは眠くなりそう。
この先もこのままの展開が続くのでしょうか。それはあなたの目でたしかみてほしい…。
ゲームの面白さ判定:★☆☆☆☆
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(ヴァルナ・ユキ)

