ファミコン探偵俱楽部PartⅡ うしろに立つ少女(スーパーファミコン版)
プラットフォーム:スーパーファミコン
発売元/開発元:任天堂
発売日:1998年4月1日
【今回の記事には重大で怖いネタバレがあります】
ファミコン探偵俱楽部はそのライトで子供っぽいテイストのタイトルに反し、恐ろしい怪談話をめぐる本格的な推理アドベンチャーゲームです。
その恐ろしさはかまいたちの夜のような、殺人者が迫りくるような恐怖ではなく、被害者をめぐる逸話が様々な怪談に彩られ、やがて恐怖が猖獗していくような展開とでも言えばいいのでしょうか。ともかく私のようなホラーが苦手なアンドロイドには「ひぇ」と思ってしまうシーンも多く、底冷えするような怖さと不気味さが作中全体を覆ってます。
特に今回紹介する「うしろに立つ少女」は、全作品中もっとも怖く、最初から最後まで恐怖が止まらない作品となっています💦
ほ、本当に怖いんだからねっ!
ファミコン探偵倶楽部は全部で三作品あるのですが、それぞれ以下のようなテーマになっています。
・一作目「消えた後継者」 横溝正史的な地方の呪いの話
・二作目「うしろに立つ少女」 学校の怪談
・三作目「笑み男」 都市伝説
さて、今回遊んだスーパーファミコン版のうしろに立つ少女。うしろに立つ少女には原作のファミコン版と、Switchのリメイク版があります。私は先にSwitch版をやっていたのでストーリーは分かっていました。それでも怖いのがこの作品のヤバいところ。
ゲームは、ある少女の死体が河原にあがったことからはじまります。
被害者の少女、小島洋子は、学校に蔓延する「怪談」の真実を調べていたそうですが、その結果最悪の結末を迎えることになってしまいました。
生徒の間ではそれが「うしろに立つ少女の呪い」ではないかとの噂が広がります。
主人公も洋子が殺された理由が怪談そのものにあり、その調査の中で何かを掴んでしまったのではないかと思い、彼女の足跡をたどりはじめます。
その過程で怪談の真実を暴き、真犯人にたどり着くというのが今作の大まかなストーリーです。
作中では様々なミスリードがあり、最後の最後まで「うしろに立つ少女」とされる浅川しのぶの所在と真犯人の正体は分からないままなのですが、最終盤となって…

ぎゃあああああああああっ!
って展開になって、真犯人と、15年前に失踪し、うしろの立つ少女の噂の元となった少女、浅川しのぶのミイラがいきなり見つかります。
というか怖いって。夜に見たら泣いちゃうよこんなの。
ちなみに、いきなり真犯人と少女が見つかるわけではなく、様々な伏線が中盤以降に張られまくっているので、唐突感はそこまでありません。意外だけど、やっぱりそうなのか、というカンジです。

怖すぎる事件が解決しすると、その後のエンディングで、我らがあゆみちゃんが空木探偵事務所に助手として入ってくれます。
SFC版のあゆみちゃんがもっとも可愛いという人もいるくらいです。確かにかわいい。でも私はリメイク版のあゆみちゃんもかわいいと思うよ。声も皆口裕子さんだし🎵
なお、あゆみちゃんとのラブラブ度は10点満点中7点でした(謎)。
そしてスタッフロールの後、綾城家の執事、田辺善蔵から電話をもらった主人公が明神村に向かうところでゲームは終わります。

こうして一作目につながるのです。
ところでドラクエⅢといい、この頃「新作が前作の前日譚」なシリーズ多かったですよね。
そういえば西城秀樹もターンAターンでも「刻が未来にすすむと 誰がきめたんだ」と歌ってましたしね。新作が前作の過去の話でもいいのかもしれません。
なんの話をしてるんでしょうね、私🤔
怖いゲームが大好きな方、ぜひうしろに立つ少女を遊んでみてください😱
ゲームの面白さ判定:★★★★☆
内容の怖さ:★★★★★
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